涙止まらずに
経営者として、とても苦しい決断をした。
余りに苦しくて、昨日県庁に新規事業申請書を提出に一人行ったとき、
涙が止まらずに、声をあげて何年かぶりに、泣いていた。
自分でも、おどろくほど後から後から涙が込み上げ、
同時に、悲しみや寂しさまでもが溢れ出し、
車から出られなくなった。
とにかく、申請書だけは何としても提出しなければならなかったので、
顔を隠しながら、担当者へ手渡し急いで車に戻った。
駐車料金もかさむので、車を動かし南部方面へさらに走らせた。
それでも涙は止まってはくれない。
いつの間にか、自分の許容範囲を超えていたのかもしれない。
それほど自分には、大きくて辛い決断だった。
泣き腫らした顔を何とか整えてから、事業所に帰ると、
いつも通りの風景が目の前に広がる。
子どもらの元気な顔、スタッフ達の楽しそうな顔。
『前に進むしかない』
そう思わされ、いつもの日常の風景に感謝する。
自分は本当に小さく、弱き人間であって、感情もある。
喜怒哀楽があり、楽しみが多ければ、辛さも同じ重さかあるのだろうと思う。
でも、人は辛くても悩んでも、そこで止まってはいけない。
また、明日が待ってる。
何より大切な子どもたちやスタッフたちが、待ってくれているから。
皆がいるから、がんばれる。
前に、
一歩ずつ前に、
進んでいこう。
そう思う。
by northtravel | 2014-02-08 07:12