私達に【なに】が出来るのか?
どうしても、書かなければならない事実というものがある。
4/5に事件として発見された大変痛ましく、くやしい事件が。
【餓死、知的障害の長男に食事与えず、49歳母逮捕】という事実。
これだけでも、胸が引き裂かれるほどの衝撃かつ悲しみが押し寄せるのに、
4/6の追記として、【発見時の体重は、172cmで28kg】とあった時の衝撃。
私は、この母親と同じ立場であって後8年もしたら、息子も19歳になる。
でも、この母親の気持ちになろうとしても、理解しようとしても、
どうしてもわからない。
どうして、こうなる事が解っていながらも、こんなに残酷なことが出来るのか。
だから、この19歳の息子の立場になって考えてみた。
悲しい。寂しい。そして、くやしい。
布団の中で、真っ暗な部屋の中でたった一人っきりで1ヶ月も過ごしていた気持ち。
どれだけの恐怖感や、飢餓感があったことか。
どれだけ母親の帰りを待っていたことか。
自分で食事も作れないかもしれない。
外に助けを呼ぶこともできない。
ただただ、母を心の底から叫び呼び続けていたに違いない。
心細い。暗い。お腹がすいた。
これよりも、『お母さん。早く帰って来ないかな。』と
1ヶ月間強く願っていたに違いない。
もっともっと、生きたかったはず。
先日の話し合いの中でも、『支援者たち、地域で何とか出来なかったのか?』という、
意見も出たが、自らが【助けて欲しい】と発信していかなければ何にも動けない現実。
こんなにも悲しい事件が起きませんように、私達に出来る事をやっていきたい。
ご本人のご冥福をお祈りいたします。
昨夜は、この子供の気持ちになったら悲しくて切なくて、、、。
家族が寝静まってから、号泣した。
涙が止まらずに。
今も文章を打ちながらも涙がにじんでくる。
セイウチの寝顔を見ながら、頭をなでながら誓った。
『ぜったいに、君を不幸にしない。幸せにするからね。』と。
by northtravel | 2007-04-07 11:11 | 障害児・福祉の話