【遠い】所から来たに~に~達は・・・
最近あった、(若い)2人のに~に~の物語・・・
☆★☆第1話☆★☆
とある福祉作業所の所長からいきなりケータイに電話が来た。
所長:『いっくさんにお願いがあるから、今日の午後に伺います!』
いっく:『(何だろう?気になるが)はい。わかりました!お待ちしております!』
そして午後。
3名でご来店。
内訳は、所長とその女性職員と、とある男性とだった。
女性職員:『沖縄から羽田までの航空券お願いしたいのですが?』
それだったら、わざわざここまで来なくても届けるのにと思ったら、
所長:『この男性、わざわざうちの作業所に来たんだよ!』
いっく:『?????』
男性は、にこにこしていたがしゃべり出した。
男性:『来たかったんだ。』
そうか。
このに~に~は、関東のとある作業所か施設からたった一人で沖縄はやんばるの、
この作業所をなんらかの形で知り、飛行機とタクシーを乗り継いで来ちゃったらしい。
いっく:『おおーーー!!!すげーーー!!!やりますね♪』
男性:『ぐふふ。。。』
所長:『何だか俺も、嬉しくってさあ♪』(←福祉バカ・・・失礼ですが)
こんなのも、アリだよね?
だって、彼はここにただ純粋に『来たかった』んだもの!
いいんじゃない!?
いっく:『明日帰るのですね?じゃあ、沖縄を満喫してって下さいね!
でも、みなさんが心配するから断ってからこの次は来て下さいね♪
頑張って♪』
お3方は、嬉しそうに帰って行きました☆
☆★☆第2話☆★☆
いきなり、若いに~に~が会社に入って来て一言、
に~×2:『この辺に、CDショップはありませんか?』
いっく:『58号線沿いに、TSUTAYAがあるよ。』
に~×2:『俺、ここに来て3年目なんだけど、そろそろ限界かなと思って!』
いきなりこいつはなんなんだ???
誰かとしゃべりたいんだなと思い、しょうがないから付き合ってやることにした。
いっく:『何でまた、帰るの?3年目だったら私も同じだよ?』
に~×2:『ここの男性は、心を開いてくれないんだ!
だから、本当の友達が出来ないんだ!!!』
・・・ったく、最近の若いもんはなっとらんな!
あちきの絶句にも構わず、ひたすらしゃべり続けるに~に~。
に~×2:『今度は福島に行って、農業しようかと思って!』
いっく:『(勝手にやらんかい!)ふう~ん・・・農業ならこっちでも出来るでしょ?』
に~×2:『でも、向こうはお母さんの親戚がいるし・・・。
中途半端なんだけど。。。』
ここらで、【観音】いっくの何かが、ブチッ・・・と切れましたな。。。
いっく:『おまえな、(すでにお前呼ばわり)ここで中途半端と解ってんなら、
自分で努力して、『やるだけやったけどダメだった。』と言えるくらいにやらないと、
どこ行っても中途半端だぞ!
こっちの男性は心を開いてくれないんじゃなくて、あんたが開いてないんじゃないのか?
男だろ!?
だったら、とことんやってみろ!!!(ボケナス)』
・・・・・・・・・・・・・・また、やっちまったなあ。。。。。。。。。。。。。。。。。
まさか、いきなりこんなこと言われるとは、夢にも思わなかったろうて。
に~×2:『・・・・・・はいい。わかりました。。。』
☆★☆まとめ☆★☆
この2人のに~に~の違い。
第1話のに~に~は、みんなからも応援され気持ち良く帰って行き、
第2話のに~に~は、来店していた他のお客さんが呆れるほどに愛想つかされ。
ゆえに、行き着くところ、障害という【個性】のあるなし関係なく、
その人の持つ【人間性】や【性格】だなと思うのであった。
☆★☆完☆★☆
by northtravel | 2008-01-10 11:31 | 障害児・福祉の話